Oracle Academyで作る違い
今回のスポットライトは日本近畿コンピューター電子専門学校の田上貴之様です。
近畿コンピューター電子専門学校は西日本の関西地区にある専門学校です。 コンピューターとエレクトロニクスの最先端技術にフォーカスし、ITエンジニアリング、ビジネス、ゲーム、コンピュータグラフィックスとデザイン、および電気通信のテクノロジ・リーダーを育成することが当校のミッションです。
学校では、C、Java、Python、およびWebベースのプログラミング言語(HTML、CSS、Javascript、PHP)と基本的なSQLスキルを教えています。 学生には、実践的な経験を学習するためにOracle Academyの様々なリソースが用意されています。
田上様は、プログラマ学科でコンピュータプログラミングを教えている教員であり、プログラマ学科 の学科長も務めています。現在、コンピューター·プログラミング·コースのクラス(プログラミング言語、 Oracle Application Express(APEX)を使用したデータベース 概論 、SQL、およびPL/SQL)を教えています。また、日本の国家資格である 情報処理技術者試験 に焦点を合わせたコースも 受け持っています。
この学校 は、定期的に業界とコラボレーションを行い、学生が業界に関連するテクノロジーを学ぶ環境を提供しています。 その結果、各コースは文部科学省から「 職業実践専門課程 」として認定されています。
Oracle Academy: コンピューター工学を教えるようになったきっかけは何ですか?
田上貴之: 私は、学生の時にシステムエンジニアを目指してテクノロジーにとても興味を持っていました。私たちのコミュニティに役立つシステムを開発したかったです。プログラミング技術(C言語、Javaなど)やインフラ関係、Oracleデータベースの技術を学習した後、 学生に対してアドバイスすることや技術を教えあうことに面白みを感じ、教育に関心を持ったのがきっかけです。
Oracle Academy: Oracle Academyを選択した理由はなんですか?
田上貴之: 本校がOracle Academyに参加したのは2002年で、20年前になります。COBOLなどで開発された汎用機で処理を行う時代から、オープン系クライアント・サーバシステムやウェブシステムへの移行が行われ、データベースに関する知識を習得することが業界で活躍するには必須となっていました。
Oracle Databaseの技術を習得することは、学生が就職する際に企業にアピールする技術として最適です 。私も教育担当者の一人として、Oracle Master Gold8iを取得し、学生の教育に努めました。以降、継続してOracle Academyのリソースを活用して行う授業の担当をしています。
Oracle Academyのリソースを教員が有効に活用することができれば、学生の現在および未来に大きな影響を与えることになると思っています。将来、学生がオラクルのテクノロジーを使って自分の仕事で自分のプロジェクトをリードすると確信しています。
Oracle Academy: 講義で使用しているOracle Academyのカリキュラムまたはリソースは何ですか?そして、それらをどのように使用していますか?
田上貴之: SQLに関連するOracle Academyのリソースを多用しています。Database Foundations のカリキュラムと Oracle Application Express (APEX)を使用しています。 また、 Oracle Academy Member Hubからアクセスして Oracle Academy Education Bytes の実践的なラボのコンテンツも活用しています。 私は日本人学生に分かりやすいようにレッスンの一部を修正しています。 また、生徒の知識をテストするためにSQLアンケートを作成し、学習を奨励しています。
Oracle Academy: 学生にとってSQLスキルがどのくらい重要かについて教えてください。
田上貴之: SQLスキルはIT業界に進む学生にとっては必須だと考えています。 JavaやC言語、PHPなどのプログラミングができても、データベースから必要な情報を取得することができなければ業務システムの開発にあたることは難しいからです。
本校の学生が就職する企業の方と意見交換を行う際には、Java及びSQLは必須スキルとして挙げられます。本校の卒業生が務めている企業からは、本校の卒業生は 優れたSQLスキルを持っているので、即戦力として活躍しているという嬉しいご意見を頂いています。
Oracle Academy: 講義をどのように構成されていますか?
田上貴之: 学生がコースを始めるとき、私は現在の世界におけるデータベースの重要性を十分に理解していることを確認します。 1年生はSELECTクエリを中心に基礎を学びます。 次に、より効率的に問題を解決するためにSELECTステートメントの作成方法を学習します。 問題解決の課題は、生徒たちの進度と力量を確認するのにとても役に立ちます。 「ここまでできた」とか「どうしてもこの問題が解けない」という声をよく聞きます。
2年生には、仕様書に基づいてデータベースを作成、設計、構築する方法を教えます。 Data Definition Language (DDL) やData Manipulation Language (DML) などの必要なコマンドを組み合わせてコマンドを実行する方法を学習します。
3年生にはPL/SQLを使ってストアドプロシージャやファンクション、 TRIGGER を作成する方法を教えます。
Oracle Academy: Oracle APEXの使用はどのような利点がありますか?
田上貴之: 私の生徒たちは、実践的な環境に簡単にアクセスできることが大好きです。Oracle APEXは学生に対して、いつでもどこでもSQL学習を可能にする環境を追加費用も無く提供できるという大きな利点があります。学習意識の高い学生は授業が無い期間でも、SQLやPL/SQLの課題を自宅で実施することができています。
今までは教室内のみで行っていた実習が、時間や場所にとらわれることなく、ネットワーク環境さえあれば本校から配布しているモバイル端末で行えるようになりました。
また、パンデミックの影響でオンライン授業を導入した際にも、Oracle APEXは有効でした。入学したばかりのITスキルの低い学生でも、ワークスペース名ユーザ名をメールなどで連絡することで実習環境を素早く提供することができました。
Oracle Academy: 数年間Oracle Academyのメンバーですが、Oracle Academyを使い続ける魅力は何でしょうか?
田上貴之: 本校は2002年にOracle Academy参加校に加盟し、私はデータベースに関する教育についてはOracle Academyによる協力を得ながら行ってまいりました。加盟以降、Oracle8からOracle12cまではオンプレミスの環境で、校内のDBサーバおよび学生がDBサーバーを構築してSQLやPL/SQLの実習を行っておりました。この経験は、学生がIT業界で活躍するのに役立っています。
Oracle Academy Member Hubで教育目標に沿った新しいカリキュラム常に探しています。また、貴社のOracle Academy担当者様から提供される最新情報や日本コミュニティのためのオンラインウェビナーのようなイベントなども魅力の一つです。
Oracle Academy: 教えること以外で、興味・趣味は何ですか?
田上貴之: 教育以外での興味や趣味についてですが、休日は主に家族サービスを行っています。 家族と過ごすこと, 2人の娘 とゆっくり散歩に出かけることが大好きです。 ギターを弾いたりスキーをしたりすることも好きです。
Oracle Academy: 他に共有したいことがおありでしょうか?
田上貴之: Oracle Academyの印象については、長い期間、本校の教育活動を支えていただいているものであり、とても信頼できるプログラムであるという印象です。Oracle Academyによる教育への協力にとても感謝してます。今後も、学生のために引き続き情報や教育リソース、技術の提供を通じて教育に協力いただけるようお願いします。
田上貴之様、Oracle Academyに対する情熱と、学生たちに良い影響を与えるためのOracle Academyの活用に心から感謝いたします。